東寺の無料で見れる観光エリア 4( Free tourist area of ​​Toji Temple)

鎮守八幡宮(ちんじゅはちまんぐう)
鎮守八幡宮(ちんじゅはちまんぐう)です。南大門を入って左側にあります。
1868(明治1)年、焼失。1992(平成4)年、再建。
鎮守八幡宮は810(弘仁1)年、薬子の変に際して、弘法大師空海が八幡神を祀り社を建てたことに始まります。
本尊は八幡三神像で1本の霊木から三軀を造り出し秘仏とされてきました。東寺の境内にあって真新しい朱塗りのお宮さんです。
南北朝時代、東寺の内外で戦闘が行われた時、鎮守八幡宮から神矢が放たれ、東寺に陣をおいた足利尊氏軍が勝利しました。以後、足利幕府は東寺を保護し鎮守八幡宮は大変栄えたと伝えられます。
補足…薬子の変(くすこのへん)は810年、平城上皇(へいぜいじょうこう。774〜824。桓武天皇の第一皇子。第51代天皇)と同母弟の嵯峨天皇が対立。嵯峨天皇側が迅速に塀を動かし、平城上皇が出家したことで乱は決着。愛妾の藤原薬子(?〜810)は服薬自殺。兄の藤原仲成(764〜810)は射殺されました。


弘法大師像
弘法大師像
説明 修行中の大師さんです。南大門のそばにあります。


八島社殿うしろに五重塔
八島社殿です。東寺創建以前より鎮座されました。
祭神は東寺の地主神とも、大己貴神(おおなむちのかみ。古事記では出雲国のオオクニヌシノミコトと同一とされる)とも言われ、弘法大師は伽藍建立に先立ち、造立成就を祈願されたと伝えられます。
後方の五重塔は高さ約55m。日本で最も高い五重塔です。落雷などで4度焼失し、現在の塔は1644(寛永21)年、徳川家光が再建した5代目の五重塔です。


金堂
金堂です。南大門を入ると、金堂、講堂、食堂の順と並びます。

本尊 薬師如来座像(康正作)が日光、月光菩薩を従え安置されています。
平安京に遷都された2年後の796(延暦15)年に国営の寺院として西寺とともに創建。
金堂から工事が始められました。
823(弘仁14)年、第52代嵯峨天皇より空海に下賜されます。
応仁の乱では難を免れますが、1496(文明18)年の土一揆で焼失しました。
1603(慶長8)年、豊臣秀頼により再建されました。


灯籠
食堂近くにある灯籠です。近くに灰皿とベンチがあります。愛煙家に優しいお寺です。


■東寺(Toji Temple)



今日はここまで。明日も続きます。

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