鳥羽地蔵さんから桂地蔵・常盤地蔵さんへ

浄禅寺(鳥羽地蔵)の次は桂地蔵さんが安置されている地蔵寺です。

地蔵寺は平清盛(1118〜1181年。64歳)により創建されたと伝わります。



桂地蔵さんは一木の最下部で作られています。

京都六地蔵は

849(嘉祥2)年、48歳の小野篁(おののたかむら。802〜853。52歳)は熱病を患い、一度冥土へ赴いた際に地蔵菩薩に出会い、人間界に戻り人々を救済するよう託され奇跡的に蘇りました。

852(仁寿2)年、篁は、桜の大木を用いて六体の地蔵菩薩像を彫り、この像を木幡の里(現在の六地蔵付近)に収めました。

第77代後白河天皇(1127〜1192。66歳)の勅命により平清盛が疫病退散のため保元年間(1156〜1159)、西光(?〜1177。後白河院の近臣。僧侶)に命じて街道口6ヶ所にそれぞれ六角堂を建て前述の六体の地蔵菩薩像を一体ずつ分置しました。

室町時代、庶民に地蔵信仰が広まり、街道口に安置された地蔵菩薩を巡拝し、家内安全や無病息災を祈る「六地蔵巡り」が始まりました。

800年続く宗教行事です。



次は源光寺に安置されている常盤地蔵さんです。嵯峨野高校近くにあり、8/22〜23の2日間しか開いていません。



源光寺の寺伝では左大臣・源常(みなもとのときわ。812〜854。43歳 嵯峨天皇皇子)の山荘を寺に改めたとされ常盤(ときわ)の地名の由来となりました。また、源義経の母…常盤御前生誕の地とも伝わります。







常盤地蔵さんは六体の中で1番小さなお地蔵さんで乙子地蔵(末っ子)と呼ばれています。

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