松風苑と神像…松尾大社

境内をひと通りまわって神苑へ。



本殿右手に入口があります。



600円払って苑内へ。

松風苑は重森三玲(1896~1975)氏が1年の歳月をかけて、昭和50年に造られました(総工費1億円)。

三玲氏は東福寺のモダンな庭でお馴染みの昭和の作庭家です。昭和50年に亡くなられているので、その精魂込めた思いが伝わってきます。



「曲水の庭」では平安期を表現。御手洗川(みたらしがわ)の水は七曲りしていました。



「曲水の庭」から廊下の下をくぐって



「上古の庭」へ。松尾大社の二神を象徴する二巨石云々とありましたが、どれを指すのかわかりませんでした。この庭の奥は、



松尾の神さまが降りてくる磐座(巨石)がありますが、残念ながら現在、登山禁止となっています。



再び、松風苑入口に戻り、山側に進むとすぐ右手に亀の井がありました。



諸病快癒、延命長寿にご利益がある「亀の井」=よみがえりの水です。

この水を酒に混ぜると腐敗しないと云われ、八百万の神が松尾の山に集まった際に、松尾の水を使ってお酒をつくり神々に振るまったとされます。



亀の井近くにパワースポットとされる

「霊亀の滝」があります。昔、珍しい亀が見つかったとか。



「蓬莱の庭」は楼門近くの茶店の北側にあります。



4~5月初旬に咲く山吹で有名な一ノ井川を通って



「蓬莱の庭」に着きました。

蓬莱は山東半島の東方海上にあり、不老不死の薬を持つ仙人が住む山と考えられていました。

日本では鎌倉時代に蓬莱の島に憧れる蓬莱思想が流行したとされます。

手前の白砂には金色の亀さんが鎮座していました。

上古の庭、曲水の庭、蓬莱の庭と三庭に用いた200余個の石は徳島県吉野川産の青石が使用されています。



鳥居前の「もり」の漬物屋さんで酒かすを購入!500g 432円とお得です。

佐々木酒造さんは知る人ぞ知る、佐々木蔵之介さんの実家です。弟さんが継いでおられますがハンサムです(テレビでしか拝見してませんが)。

なお、神像館には21体が拝観でき、日本神像彫刻最古の老年・壮年男神像、女神像が重要文化財に指定されています。

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