第54回・京の冬の旅…三時知恩寺(旧入江御所)
- 2020.01.18
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室町時代に北朝三代崇光天皇の旧御所「入江殿」を寺院に改め創建されました。
開基 北朝4代後光厳天皇(ごこうごんてんのう 1338~1374)皇女・見子(けんし)内親王。
創建 室町時代の応永年間(1394~1428)
その後、足利義満の息女・覚窓性仙尼(かくそうしょうせんに)が5歳で入寺し、「知恩寺」と号しますが、宮中で毎日行われていた六時勤行(1日六回の念仏読経)のうち、昼の三時(みとき)の勤行はこの寺で行うようにと第104代後柏原天皇(ごかしわばらてんのう 1464~1526)の勅命によって、寺の名を「三時知恩寺」と改めました。
明治維新まで代々皇女や摂関家の姫君が入寺。
特に室町時代は伏見家王女や足利将軍家の息女が、
桃山時代は近衛家によって守られてきました。
通りを隔て、同志社大学があります。
もともと一条西洞院にありましたが、第106第正親町天皇(おおぎまちてんのう 1517~1593)の代に現在地に移転しました。
門を入り、右手にある庭です。
撮影はここまで!
【三時知恩寺】
宗派 浄土宗知恩院派
本尊 阿弥陀如来
拝観券に描かれているのは狩野永納(かのうえいのう 1631~1697)作の「花鳥図屏風」です。
また、書院の襖絵「魞漁図(えりぎょず 琵琶湖の漁の様子を描く)」・円山応挙作が有名ですが、室内は薄暗くほとんど見えませんでした。
枯山水庭園「蓬莱の庭」が安定感があり、ほっこりしました。
ここでは大学生?の若いお兄ちゃんやお姉ちゃんが一生懸命に説明してくれました。
次に拝観する「光照院」は年輩の方が説明して下さったので、どちらに何があったのか映像?に残りました。
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