新善光寺…恋愛成就の愛染明王
- 2020.02.08
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泉涌寺参道を左手に行くと「新善光寺」がありました。
隣りは幼稚園です。
庭のみ撮影可。
客殿から本堂に通じる廊下を歩いていると千両の実がなっていました。
本堂より客殿を眺めた風景です。
客殿には江戸狩野派木挽町家三代目の御用絵師・狩野周信(かのうちかのぶ 1660〜1728)の襖絵「唐人物図」が描かれていました(ポスターの背景は玄宗皇帝が鞨鼓を叩いて家来たちと演奏している姿)。
客殿の第119代光格天皇(1771〜1840)の遺品「箪笥形煙草盆」の精巧さに目を奪われました。
休息所からの眺めです。
受け付けで単品ならふたつで1600円しますが、
セットで1500円との事で迷わず購入!
濃厚なココアと抹茶味の焼菓子でした
本堂です。
ご本尊 阿弥陀如来立像
第88代後嵯峨天皇は信州善光寺と同仏同体に鋳造した阿弥陀如来を宮中に安置されていましたが信濃まで行くことが困難な万民のために一条大宮に「新善光寺」を開山しました。
信州善光寺如来はインド・朝鮮半島百済を経て我が国へ仏教伝来とともにもたらされた日本最古の霊仏とされます(7年に1度開帳するのは前立)。
ひとつの光背に三仏が並んでおり、阿弥陀如来の左手は人差し指と中指を伸ばし他の指は曲げている印を結び、両脇の菩薩も両肘を曲げ左の掌に右の掌を重ね合わせた珍しい印をとっています。
池のそばには「愛染堂」が立っていました。
「愛染明王」は恋愛成就してくれる最強の仏さまです。
多くは、赤い身体に怒りの表情、逆立った髪には獅子の冠をかぶり、3つの目と6本の手(うち2本は弓と矢を持つ)、蓮華の上に座っている姿です。
21日間、毎日祈願すると恋愛成就に導いてくれるとか。
また、夫婦円満の仏さまでもあります。
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