戒光寺その2…身代わり丈六さん
- 2020.02.14
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本堂です(拝観無料)。
戒光寺は創建1228年。猪熊八条(いのくまはちじょう)に巨大な伽藍を持つ戒律復興の道場として建立しました。
ご本尊は身の丈5.4mもある釈迦如来さまです(春と秋は内陣特別参拝あり)。
顎から首にかけて流れているのは血の跡と云われています。
第108代後水尾天皇(1596〜1680)は皇太子時代に即位争いに巻き込まれて寝ている間に殺害されそうになりますが、戒光寺のお釈迦さまが身代わりに立たれてついた血の跡と伝わります。
端正なお姿は撮れませんでしたが、その大きさには圧倒されます。
【 耳より情報】
♦不動明王像…鎌倉時代以前の作?
普通の不動明王像は岩座を踏み締めていますが、戒光寺の不動明王さまは足の裏を見ることができます。
♦文殊菩薩…京都十三佛霊場第3番・文殊菩薩
♦念珠…珠を覗くと普通はお釈迦さまの姿が見えますが、万が一、自分の身に悪い事が起こった時に身代わりとなって姿が消えて救ってくれるとか。
お釈迦さまの替りに本堂入口の生け花をどうぞ。
山門に貼ってありました。
寺内のソメイヨシノは樹齢100年と言われ、根元から紅葉の木も生えており、
「百年夫婦桜」と呼ばれています。
なお、猪熊八条と堀川一条あたりには今「戒光寺町」の地名が残っています。
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