真如堂その3…無実の罪を晴らす地蔵さま

本堂右手にある「たてかわ桜」です



この桜は徳川家光の乳母・春日局(かすがのつぼね 1579~1643)が父の斉藤利三の菩提を弔うために植えた桜です。江戸彼岸系で縦に樹皮が走ります(染井吉野は横向け)。樹齢300年を経て、1959年の伊勢湾台風で枝が折れてしまいますが、新しい芽が育ち現在の姿となっています。



三井家寄贈の「花の木」別名「花かえで」です。

三井家の寄付(25万円)等で造られた京都植物園から、その返礼として贈られた花の木のひとつで三井家が真如堂に寄付した木です(この花の木の生まれは木曽福島)。三重塔(高さ30m 1817年再建)の近くに「鎌倉地蔵尊」が祀られているお堂があります。中国から逃げてきた狐は「玉藻前(たまものまえ)」という美女に変身して鳥羽上皇(1103~1156)の寵愛を得ますが陰陽師・安倍秦親(あべのやすちか 1110~? 安倍晴明の5代目子孫または安倍秦成とも)に見破られ、下野の那須野原へ逃げて殺生石(せっしょうせき→那須湯本温泉付近に存在する熔岩。付近一体は火山ガスが噴出し、昔の人は生き物を殺す石と信じました)に化けて祟ります。ある日、玄翁和尚が殺生石を杖で打つと破れて玉藻は成仏します。その石で作ったとされるお地蔵さまと伝わります。家内安全・福寿・延命・無実の罪を晴らす・心の病いが治るとありました。

節分会や宝物虫払会(7/25)に訪れてみたくなりました。

虫払会では200点余りの寺宝が公開、真如堂秘伝・暑気払いの枇杷湯が授与されます。「復活守」を頂きました。

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