堀川通の七不思議その2…道真ゆかりの登天石

「紫式部の墓」をあとにして、堀川通を下ルと、鞍馬口近くに「水火天満宮(すいかてんまんぐう)」があります(天神公園前で下車)。



1952(昭和27)年、堀川通の拡張に伴い、上天神町より現在地に移転。



【創建】923年

【祭神】菅原道真公(845~903)

【ご利益】水難・火難除け



「出世石」です。出世した人が寄進されたとか。



堀川通七不思議その2…「登天石(とうてんせき)」です。

道真公の死後、京では大雨や落雷が相次ぎ、大宰府で亡くなった道真公の怨みに違いないと噂になり、醍醐天皇は道真公の霊を鎮めるため、道真公の師で延暦寺の僧・尊意(そんい 第13代天台座主)を呼びました。

尊意は慌てて山を下り、宮中に急いでいた時に急に川の水が増え、あっという間に溢れ出しました。尊意が川に向かい祈祷すると水は減り、ついに2つに分かれ、その間に石の上に立つ道真公が現れ、笑みを浮かべそのまま雷雲とともに空へ消えていきました。

その後、尊意は不憫に思い、道真公が立っていた石を持ち帰って霊を弔いました。その石が「登天石」と云われています。(一説には隕石とも)



「金龍水(こんりゅうすい)」です。眼病に効くと云われる井戸水です。



「玉子神石(たまごじんせき)」は妊娠5ヶ月目に拝むと安産になると伝わり、道真公の御愛石とも云われます。

また、境内には「六玉稲荷大明神社」が祀られており、枳殻邸にあったものが明治維新前に移されました。就職祈願や人材確保に霊験ありとされます。

狭い境内ですが、お宝いっぱいのありがたい神社です。

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