堀川通の七不思議その4、5…晴明神社の井戸と額束

堀川今出川を下ルと右手に、「晴明神社」が見えてきました。

堀川通の七不思議のその5…「五芒星(ごぼうせい)の額束(がくづか)」です。

一の鳥居には神社の名前ではなく、五芒星が描かれています。五芒星は晴明桔梗印(せいめいききょうのしるし)とも言われ、晴明神社の神紋となっています。

五芒星は陰陽道では魔除の祈祷呪符(きとうじゅふ→文字や符号を記したお守り札)として用いられ、木・火・土・金・水の五つの元素である五行を形取ったものとされます(申し訳ない!五行については難しくて上手く説明できません)。



先代の一条戻橋です。



一条戻橋のそばには、



石造りの「式神」が…。式神は陰陽師が使う精霊で、清明の妻が怖がったので一条戻橋の下で待機していました。



鳥居近くには千利休屋敷跡の石碑が建っていました。



二の鳥居の額束には「晴明社」とありました。



本殿左手の「晴明の像」です。夜空を見上げて天体を観測する姿を表現しています。



新型コロナウィルスで嵐山が閑散としている中、晴明神社は賑わっていました。ご祭神の安倍晴明(921〜1005 85歳)は6代の天皇に仕えた陰陽寮(天文・暦・時刻などを司った役所)の役人として絶大な信頼を得ていました。

第66代一条天皇が晴明の業績を讃え、晴明の死後2年目の1007(寛弘4)年に晴明が住んでいた屋敷跡に創建されました。



本殿右手にある御神木の楠(樹齢300年)です。幹に手を当ててパワーを頂きました。



本殿右手にある厄除けの「桃」です。

余談ですが、中国の不老長寿の女神・西王母(せいおうぼ)の主食は桃とされます。

桃を撫でることによって、知らないうちに身についた厄を桃に託します。



堀川通七不思議その4…晴明の霊力により湧出したと云われる「晴明井」です。ご利益は諸病平癒です。二の鳥居を入り右手すぐの所にあります。



晴明井は取水口がその年の恵方に合わせ、立春の日に向きが変えられます。井戸のそばの駒札には、この当たりが、千利休終焉の地として、「最期に自服した茶もこの聖水で点てたものであろう」と書かれていました。

※2020年→福徳を司る歳徳神は西南西に位置します。

晴明神社は夢枕獏(ゆめまくらばく1951〜)の「陰陽師」のヒットで全国から参拝者が訪れるようになったとありました。



クリアファイルつきの御朱印は500円でした。

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