堀川通の七不思議その7…小町草紙洗いの水
- 2020.03.08
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一条通沿いに加藤清正(かとうきよまさ1562~1611 熊本城を築いた)の邸跡伝承地の石碑が建っていました。
京都ばあばのテンション⤴です(京都の街を歩いているとあちこちに歴史の舞台が転がっています)。
しかし、肝心の「洗いの水」はわからず、洗車していた男性に尋ねると、隣りの駐車場にあるとの事で…。
駐車場の南東隅に「小町」と読める石碑がありました(ここ?と少しの疑問はありますが…)。
小野小町(おののこまち 生没年不詳)は、平安時代前期の歌人で絶世の美女として数々の逸話が残っています。
小野小町の才能を妬んでいた大伴黒主/大友黒主(おおとものくろぬし)は小町を陥れようとし、歌合わせの前夜に小町の屋敷に忍び込みます。
そこで小町の歌を盗み聞いて万葉集の草紙にその歌を書き込みました。
歌合わせの当日、黒主は小町に草紙を突きつけ、小町の歌は盗作だと騒ぎました。
小町は窮地に立たされますが、黒主の策略を見破り、許しを得て、盥に水を入れ、草紙を浸して洗います。
すると黒主の書き足した歌は消えてしまい、小町の潔白が証明されました。
そこで黒主は罪を恥じ、自害しようとしますが、小町が取り成し、小町は祝いの舞を踊ります。
これが能『 草紙洗小町』のあらすじです。
以前は井戸の跡と駒札、「小野小町草紙洗水遺跡」の石碑が建っていたようです。
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