白峯神宮その2…京都一の小賀玉の木(おがたまのき)
- 2020.03.15
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「小賀玉の木」です。小賀玉の木は…天の岩戸に隠れたアマテラスオオミカミに出てもらおうと、岩戸の前でアメノウズメが踊った時に持っていたのが小賀玉の木の枝と云われてます。
また、小賀玉の木の実は巫女さんが神楽を踊る時に持つ神楽鈴の原形とも云われています。

地主社です。
飛鳥井家が代々守護神として邸内にお祀りしてきた、「精大明神(せいだいみょうじん)」さまを祀っています。
藤原成道(1097〜1159 蹴鞠の達人)が蹴鞠の上達のために千日にわたって毎日蹴鞠の練習を行う誓いを立て、成就した日の夜に現れた精霊が祀られています。
成道は武芸に秀で、白河法皇の寵臣で大納言まで昇りますが、出世は望み薄いとして出家します。
飛鳥井家は飛鳥井雅経(1170~1121)の時に難波家から分かれました。その雅経の祖父・難波頼輔が成道の教えを受け継いだとされます。
地主社には精大明神さまの他に
「柊大明神」 厄除・延命長寿の神
「今宮大神」 無病息災の神
「白峯天神」 学業成就の神
「糸元大明神」織物繁栄・和装の神
の4柱の神さまも祀られています。

地主社の横にある「蹴鞠碑」です。
蹴鞠保存会100周記念に建立されました。
右上の石鞠に注目!です。
まず、「精大明神社」にお参りして、指を詰めないように、石鞠を一廻しして、球運を授かって下さいとありました。
すぐそばに、崇徳院の百人一首77番
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川のわれても末に あはむとぞ思う」

の句碑もありました。
“岩にせき止められて急流が分かれているがやがてまた流れがひとつになるように別れた愛しい人といつかは再会しようと思う”
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