大魔神と蛇塚

帷子ノ辻駅から大映通りに入り、しばらく歩くと



スーパーの前に「大魔神」像が立っています。

大魔神は1966(昭和41)年に大映撮影所で制作された特撮時代劇映画です。

「大魔神」「大魔神怒る」「大魔神逆襲」の3部作が上映されました。※1971(昭和46)年に大映は倒産(現在のKADOKAWA)。

大魔神のスーツアクターは橋本力(はしもとちから 1933〜2017)さんという元プロ野球選手でした。

橋本氏は「ドラゴン怒りの鉄拳」でブルースリー(1940〜1973)の敵役としても出演しています。

また、「妖怪大戦争」の悪役・ダイモンのスーツアクターとして、瞬きしないままの充血した眼力は評判となりました。

監督から「神さまなので瞬きはしないで欲しい。」と言われ、意地でも目をむいて演じたとか。



戦国時代に悪人の陰謀で民衆が虐げられると、普段は穏やかな表情の石像・大魔神が復活し、怖い顔をして悪人を倒すといったあらすじです。

高さ5m程の大魔神像は映画のイベント用に製作、倉庫に眠っていたところをシネマのまち太秦のシンボルにと修復され2013(平成25)年から見守ってくれています。

合言葉は「いらっしゃいまじん」です。



婿殿が調べてくれた地図を頼りに住宅街をウロウロしていると、

柵に囲まれた「蛇塚古墳」がありました(石室内に蛇が棲息していたことから名付けられました)。



7世紀頃に築造された京都最大の横穴式石室で、全長75mの前方後円墳です。

床面積では全国第4位です。

後円部中央の石室だけが露出しています。



この一帯は渡来系の秦一族により開発された地域で、首長クラスのお墓と考えられています。

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