京都最古の寺…太秦広隆寺
- 2020.04.03
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創建は 603年または622年。
渡来系の秦氏の氏寺で、京都最古の寺とされます。

途中、根が繋がっていた兄弟の木?に出会いました。

1702(元禄15)年に建てられた楼門が迎えてくれます。

楼門から1165年に再建された講堂へ。

講堂前の桜は六分咲でしょうか?

しかし、講堂は立ち入り禁止でした。
聞けば、2018(平成30)年9月4日の台風21号で、

「瓦屋根がずれてしまって危ないので」との事でした。

講堂西側には馬酔木(あしび・あせび)の花が真っ盛り!

楼門を入りすぐ左手に、「薬師堂」があります。


厨子の金箔の光がお薬師さんを照らしていました。

「地蔵堂」です。
平安時代作で2m35cmの「腹帯地蔵」(伝・弘法大師)さんが安置されています。

1730(享保15)年に建立された本堂の「上宮王院太子殿」です。
聖徳太子33歳の時のお姿(1120年仏師頼範作の銘あり)…148cmの太子立像が安置されています。
11/22のみ開扉されます。

さらに奥に進むと左手に「桂宮院(国宝)」がありますが、木々に遮られて見えません(非公開)。
八角円堂となっており、院内には聖徳太子が祀られていました(今は霊宝殿内に)。

寺内奥に、「霊宝殿」が見えてきました。

霊宝殿前の池には鴨の夫婦が住んでいました。
さて、霊宝殿には、あの有名な…
〇宝冠弥勒菩薩半跏像
〇宝髻(ほうけい)勒菩薩半跏像
〇薬師如来像を守る十二神将→1064年、一部長勢作
〇十一面千手観音立像
そして、京都ばあばが好きなイケメンの〇不空羂索(ふくうけんさく)観音菩薩立像
といった国宝群が間近で拝観できます。
弥勒菩薩と言えば、1960(昭和35)年、京大の学生が像に触れて右手薬指が折れるという事件がありましたが、彼は起訴猶予処分となっています(現在、大阪弁護士会に所属) 。
拝観した日、中年と思われる女性が弥勒菩薩像前に置かれている畳に座り、ずっと対峙されていました。
(霊宝殿の拝観料→800円)
また、室内は暗いので目が慣れるまで少々時間がかかりました。京都ばあばは、手前に配置されている木の柵に何回か足をぶつけてしまいました。
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