お勧めの一品…東寺餅
- 2020.04.19
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季節は確実に進んでいます。
「伝・小野道風ゆかりの柳」です。
小野道風(おののみちかぜ/とうふう 894~967)は小野篁(たかむら)の孫で中国的書風から脱皮して和様書道の礎を築きました。
ある日、道風は柳に飛びつこうとしている蛙に出くわします。
「柳にとびつけるわけが無い」と思いますが、
何度も何度も繰り返し飛び跳ねる蛙…。
しばらくすると吹いてきた風が柳をしならせて、うまく飛び移りました。
「蛙のように努力をしてない。」と自らを振り返り、書の道をやり直すきっかけとなった逸話があります。
道徳の教科書にこの話しが載り、全国に広まりました。
また、花札にも「柳に小野道風」の絵柄があります。
京都ばあばはこの札を雨の20(点)と数えていました。
ばあばのちっちゃい頃、お父さんを中心にみんなで花札をしました…懐かしい想い出です。
手前のほりには夏になると蓮が咲きますが今は準備中です。
東寺西側の新しいトイレです。
トイレ内の壁には「蓮華門」にまつわる話が描かれています。
お大師(空海)さんが高野山に旅立つ時、不動明王が現れ、涙を流して別れを惜しみました。
この時、お大師さんの足元には花が咲いたと云われます。
さすが!東寺のトイレです。
この日もまだ御影堂には入れませんでした。
4月21日の弘法市も中止です😢。
龍が生んだ9頭の神獣のひとつ「贔屓(ひき)」さんです。
その姿は亀に似ていて重い物を背負う事を好みます。
いつからか東寺さんを訪れると「善女龍王」さんにお参りするようになりました。
都に日照りが続いた時、
お大師さんが天竺(てんじく 北インド)から善女龍王を呼び寄せて祈ると、善女は金色の龍となって天に昇り、3日間、日本中に恵みの雨を降らせたと伝わります。
贔屓さん?の絵馬でしょうか。
東寺の東門を上がってすぐ、
「東寺餅」のお店があります。
1912(大正元)年創業。
「ふっくらとやわらかな求肥の中に、きめ細かくなめらかなこし餡が詰まった銘菓東寺餅」
とありました。
京風よもぎ大福もお勧めです。