山吹の松尾さん…その2

山吹を見に松尾さん(松尾大社)へ。



四条通り…東の突き当たりが八坂神社ならば西の突き当たりは松尾大社(まつのおたいしゃ)です。



ご祭神は山の神様でスサノオノミコトの孫

→大山咋神(おおやまくいのかみ)です。

もともと、この地の守護神として松尾山の磐座に鎮座されていましたが、渡来人の秦氏(はたし)が氏神として701年に社殿を建立したのが松尾大社の起源です。

そして、もう一柱、

→中津島姫命(なかつしまひめのみこと ) 別名・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。

弟・スサノオの来訪を襲撃と誤解した姉・アマテラスにスサノオが潔白を示すために行った正邪を確かめる占いで、アマテラスはスサノオが持っていた剣を噛み砕き、吐き出した息から生まれた宗像三女神のうちの一柱で海上安全や交通安全にご利益があります。

中津島姫命は秦氏が朝鮮半島との交易を念頭に海上守護として祀られました。

※秦氏は渡来人ですが在地神を尊重



手水舎にはコロナ感染症の影響で柄杓がありませんでした。



撫で亀さんも直接触れる事は出来ませんでした。



松尾大社名物の樽占いはチャレンジできるようです。

500円で三本の矢を射ることができます。



今までは気がつかなかったのですが、ご本殿の左上に大きな岩がありました。



秦氏は大陸から様々な技術をもたらしました。

そのひとつに酒造りがあります。

室町時代の末期頃から「酒造第一祖神」としての信仰も盛んになりました。



本殿左に鎮座する四社のうち、「一挙社」は困難にあっても真剣に祈れば聞き届けてくれるありがたい神さまです。

それから、今回は素通りしてしまいましたが、まずは、本殿右側の「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」にお参りしてから参拝するとご利益がアップするとか。



京都御所ちかくにある足の神様「護王神社(ごおうじんじゃ)」にも遥拝所がありましたが…。

アマテラスオオミカミを祀る伊勢神宮は日本全国八万社以上ある神社の中でも別格の存在です。



長命長久・家庭円満の

「幸福の撫で亀」も手で触れないようになっていました。

松尾の神さまは丹波の国を開拓するために、川の急流では鯉に乗り、緩流では亀に乗って進んだと云われてます。

亀は松尾の神さまの使いとしていろんな所に鎮座してます。



松尾山からの湧き水「亀の井」です。

このご神水を酒に混ぜると腐敗しないと云われます。

まろやかな味です。

「亀の井」からさらに奥に行くと、黄金の亀が見つかった「霊亀の滝」があり、その前には水の神さまが祀られた社があります。



ご本殿を横から…両流造檜皮葺(りょうながれづくりひわだぶき)です。



松尾さんのご利益は出世開運・健康長寿・安産・縁結びなどなど。



たくさんのおみくじが結ばれていました。

なお、松尾さんの氏子は右京区、西京区、下京区におよぶ広範囲な地域です。

松尾さんではいろんな神さまに出会え、ご神水も頂ける…京都ばあばお勧めの神社です。

こちらもよろしくお願いします↓

にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ
にほんブログ村

京都ばあばイチ押し!京都観光のガイドブック