今熊野観音寺さんの聖水
- 2020.05.09
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泉涌寺の参道から左手に入り、
鳥居橋を渡り、今熊野観音寺へ。
今熊野観音寺は西国三十三ヶ所観音霊場の15番目の札所で、
秘仏の十一面観世音菩薩が安置されています。
今熊野の観音さまについて…。
後白河上皇(1127〜1192 第77代天皇)はひどい頭痛に悩まされてました。
ある日、夢で、
前世は僧・蓮華坊でその頭蓋骨が川底に沈んでいる。
頭蓋骨を貫いて柳の木が生えており、風で柳が揺れる度に頭蓋骨に触れ、頭痛を引き起こす
とのお告げがありました。
そこで川を調べさせると頭蓋骨と柳が見つかりました。
それらを持ち帰り、
頭蓋骨は千手観音の一体に塗り込め、
柳の木は梁として、
頭痛を封じ込めるために平清盛に命じて三十三間堂を建立したとの伝承があります。
が、
今熊野観音寺によれば、頭痛封じの霊験あらたかな観音さまとして、ご本尊に病気平癒の祈願を続けられたところ、
ある日の夜、上皇の枕元に観音さまが現れ、病める頭に向けて光明を差しかけました。
すると長年苦しんでいた頭痛が癒えたとありました。
それ以来、前にも増して「頭の観音さん」として信仰を集めたとありました。
なお、今熊野の観音さんが人の前に現れる時はいつも枕元に立つため、かつて、参拝者は自分の枕を持ってきて加持祈祷を受けたとか。
※祈祷した枕カバーを授けてもらえます。
「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)」と唱えながらお大師(空海)さんの廻りを歩き、孫たちの平穏無事を祈りました。
本堂前にある「五智水」を頂きました。
お大師さんが杖で岩根を掘ったところ、清らかな水が湧き出たと云われます。
ぼけ封じの観音さまですが、
「できましたら、可愛く(?)ボケますように…。」と祈りました。
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