子安の塔

清水寺の塔頭・泰産寺(たいさんじ)です。



「子安の塔」を管理しています。

高さ15m、1辺3.5m。

創建は不明ですが、1500(明応9)年の室町後期に再建。

2009〜2012年に修復されました。

1911(明治44年、または1910)年までは清水寺・仁王門の左手前にありました。

明治期まで仁王門近くには三重塔が2つにあったことになります。

産寧坂(三年坂)は、子安観音さまへ祈願する参道でした。



第45代聖武天皇(しょうむてんのう 701~756)・光明皇后(こうみょうこうごう 701〜760 父は藤原不比等)が祈願され、

無事安産で第46代称徳天皇、第48代孝謙天皇(同一の女性天皇 718〜770)を出産。

その報恩のため建立したと云われます。

塔の中には胎内に6cmの観音さまが収められた千手観音さんが安置されています。

「平治物語」では常盤御前が子安の塔に今若、乙若、牛若の無事を祈願したと伝わります。



子安の塔近くからみる清水寺です。

前の木々に邪魔されて子安の塔から清水寺を拝むことができなくなるのでしょうか?

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