蔵王堂光福寺その2



④「蔵王堂」です。左より、

観世音菩薩、

地蔵菩薩、



蔵王権現(室町時代 厨子の中に鎮座)、

役行者(えんのぎょうじゃ 修験道の祖)、

浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)

が祀られています。

蔵王権現…インドに起源をもたない日本独特の仏。明王像と似ており、激しい憤怒相で怒髪天を衝き、右手と右足を高く上げ、左手は腰にあてる姿。



役行者(伝634~701 飛鳥時代の呪術者)が奈良・吉野の金峰山で修行中に蔵王権現が現れたとされる。

浄蔵貴所…平安中期の天台宗の僧。7歳で父・三善清行(漢学者)を説得して仏門に入り、熊野や金峰山で修行。12歳で宇多法皇の弟子となります。

加持祈祷を得意とし、呪力を発揮して数々の予言や奇跡を起こします。八坂の塔が西へ傾いた時に加持で元に戻したり、一条戻橋で一時的に父を蘇らせたりと多くの逸話があり、祇園祭「山伏山」のご神体です。



訪れる度に参拝の方とすれ違います。

お堂は古く、境内は3本の楠の大木でうす暗く、枯葉や蜘蛛の巣が張っていますが、何か大きな力を与えてくれそうなお寺です。

なお、「久世六斎念仏」発祥の地とされます。

【注】今まで、境内や参拝の用語は神社のみ使われる言葉だと思っていました。が、神社や寺院、教会などの宗教施設全般に使われるようです。まだまだ、知らない事ばかりです。

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