京都御苑…西園寺邸跡と白雲神社。御所のへそ石

間之町口を入り、北へ北へ歩くと右手に「白雲神社」が見えてきます。



創建は明治11年、ご祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で、



芸能上達や財宝にご利益があります。



ご本殿はひかり輝いていました。



“音楽が上手くなりたい人のための神社”です。

本殿裏には、



“御所のへそ石”と呼ばれる「薬師石」があり、石を手で撫で、患部をさすると怪我や病気の治療に効験があると伝わります。



西園寺家は平安後期に藤原公実(ふじわらのきんざね 1053〜1107)の三男・西園寺通季(さいおんじみちすえ 1090〜1128)を家祖とします。

公実の次男→三条実行(さんじょうさねゆき 1080〜1162 三条家祖)

公実の五男→徳大寺実能(とくだいじさねよし 徳大寺家祖)

と分かれていきます。



西園寺家は4代西園寺公経(さいおんじきんつね 1171〜1244)が北山に建立した西園寺にちなみます。

公経の妻は源頼朝の姪・一条全子(?〜1227)であり、西園寺鎌倉幕府と親しかったとされます。

1221年の承久の乱(じょうきゅうのらん)後は娘婿の九条道家(1193〜1252)とともに朝廷の実権を握り、鎌倉幕府との調整に尽力しました。

また、西園寺公経の孫・西園寺きつし(女偏に吉・1225〜1292)は第88代後嵯峨天皇(1220〜1272)に入内し、

第89代後深草天皇と第90代亀山天皇を産みます。

第12、14代内閣総理大臣・西園寺公望(さいおんじきんもち 1849〜1940)は立命館大学の前身・私塾「立命館」を開設しました。

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