等持院その1…足利歴代将軍の木像
- 2020.09.28
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小さな標識に沿って進むと迷うことなく到着しました。

山門から直進し左手に、

日本最初の職業的映画監督・マキノ省三(1878~1929)像が見えてきました。
省三氏は大正10年から昭和8年まで等持院塔頭跡地で映画製作所と撮影所を設けます。
ちなみにタレントの宮川大輔(1972~京都生まれの大津市育ち)さんは省三氏の6親等(祖父母の祖父が異母兄弟)にあたります。
さらに左に進むと到着しました。

「等持院」は1341年に足利尊氏が三条高倉にあった等持寺の別院として開基したお寺です(その後、統合)。

衣笠山の山麓にあり威容を誇りますが、しばしば火災で荒廃。
現在の建築物は1818年に再建されました。

禅宗の寺には中国で最初に禅を開いた達磨大師さんの肖像が見られますが、この達磨像は天龍寺241世・関牧翁(1903~1991)筆です。


修理も遊び心で?

霊光殿内は残念ながら撮影禁止。
第5代足利義量(あしかがよしかず 1407~1425 19歳)、14代義栄(よしひで 1538または1540~1568)を除く足利氏歴代将軍の木造と徳川家康像が祀られていました。
第6代義勝(1434~1443 10歳)像は孫ちゃんいわく”えなりかずき”さんに似ているそうです😆。
他の将軍もどこかで会ったような?表情で親しみやすかったです。
以前は堂内が古くて薄暗く、気味が悪かったのですが…今回は抵抗なく、楽しめました。
が、何故か”徳川家康像”がありました。家康が42歳の時に厄落としのために作らせ、石清水八幡宮豊蔵坊に置かれていましたが廃仏毀釈で当院に移されたとか。

さりげなく。

庭を眺めながら至福の一服。

「芙蓉の月(製造・笹屋守栄)」と命名された饅頭を孫ちゃんは、
“美味しい”と食べていました。

帰り際に天井を見あげれば、その高さにほっこり!です。
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