等持院その3…お勧めの庭園
- 2020.09.30
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夢窓疎石(1275~1351 禅僧、作庭家、歌人)作といわれ、心字池(しんじいけ 心の字の形とされますが…)と芙蓉池を中心に広がります。

以前は何も感じなかったのですが、何故かほっこりしました。
歳を重ねたせいでしょうか😅?

茶室「清漣亭(せいれんてい)」です。
パンフレットには、
“窓から衣笠山の裾野ののびやかな姿が眺められたことであろうと偲ばれる。”とありました。
背景に同志社大学衣笠キャンパスの校舎がチラリと見えます。

孫ちゃんは嫌いな虫を振り払うのに必死!
例えば、孫ちゃんの彼氏が虫の研究者だったらどうする?
と思いながら眺めてました。

足利尊氏(1305~1358)の墓所とされる宝篋印塔です。
尊氏は河内源氏義国流(源義家の四男)足利宗家の8代目です。
ちなみに、尊氏の孫・義満は尊氏の死後100日目で生まれています。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)は墓や供養に使われる仏塔のひとつです。
もともと、インドのアショカ王の建てた84000の方形の小塔に倣い、
中国の呉越王・銭弘俶(せんこうしゅく 929~988)が作った金銅製の塔で、
955年頃から10年かけ、
内部には宝篋印陀羅尼(ほうきょういんだらに)という安穏長寿のための呪文を納めて諸国に配ったのが始まりといわれ、
日本では中国より帰国した僧により12塔が伝えられました。
※銭弘俶は還暦の祝宴席上で倒れ死去します。

先日、ミステリードラマを見ていると、「どこかで見たような?」庭が映っていました。

やはり、等持院でした。
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