今年の瑞饋神輿(ずいきみこし)は。

新型コロナウィルスのため、お神輿の巡行はなく、

10/1〜4日まで北野天満宮本殿前に鎮座してくれてました。

先日のニュースで見て思い出し途中下車。

1度見たかったのでラッキーでした。



欄間にはそれぞれの異なる物語が細工されていました。

四隅も赤なすや唐辛子、柚子、麦で束ねられた飾りが鮮やかです。



屋根はズイキ=サトイモの茎で葺いています。

第62代村上天皇の御代(在位946〜967)から始まるとされます。

太宰府に左遷された道真公が彫られた木像を随行した西ノ京の神人が持ち帰ってお祀りし、

秋の収穫時に五穀豊穣を願って野菜や穀物をお供えしたのが起源とされます。



慶長年間(1596〜1615)に北野祭にお供えされた野菜を一基の大型神輿として飾りつけるようになりました(一時中断)。

お神輿の飾り付けは千日紅の摘み取りから始まり、9/30の朝、ズイキの収穫が行われるとか。



鳥居下(鳥居の中の飾りつけ=桂馬)にはアマビエさまが。

唐破風の屋根を葺くのは大変そう!



色鮮やかな紫の千日紅(せんにちこう)→糸で通してびっしりと隙間なく巻かれていました。



(NHKニッポンの里山より)

その手間に脱帽です。

役目を終えると次の年の五穀豊穣を祈願して土に還されます。

当日も瑞饋神輿の周りには10数名の方が集まっていました。

「西ノ京瑞饋神輿保存会」による瑞饋神輿がずっと続きますように…。

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