2020紅葉…雨の二尊院
- 2020.11.23
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500円払って境内へ。
総門から約100m続く「紅葉の馬場」と呼ばれる参道には、

モミジとサクラが交互に植えられています。

去年、青もみじの頃に長女と訪れた時も癒されましたが、

500円払ってよかった😆…です。

二尊院の創建は承和年間(834~848)に第3代天台座主・円仁により開かれました。
明治以降は天台宗となりましたが、それ以前は天台宗、真言宗、律宗、浄土宗の四宗兼学道場でした。
法然上人も二尊院に住み法を説きました。
応仁の乱で全焼しますが、1521年、三条西実隆(さんじょうにしさねたか 1455~1537 内大臣を2ヶ月で引退)が諸国に寄付を求め再建されました。

前庭には貞信公こと藤原忠平(880~949 摂政・関白)の句碑
「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
いまひとたびの みゆき待たなむ」
とあります。
貞信公が宇多上皇(仁和寺を開く)のお供で小倉山に遊びにきた時に上皇が、
「我が子(醍醐天皇)にも見せてやりたい
。」
との言葉を受けて詠んだとされます。
貞信公は菅原道真を大宰府に追いやった藤原時平の弟ですが、勤勉で温厚で、人望が厚かったと云われます。

本堂の裏には生きとし生けるものを六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天道)から救済してくれるお地蔵さんが迎えてくれました。

二尊院には並んで、
右にお釈迦さま、
左に阿弥陀さま
立像(ともに78.8cm)が安置されています。

ここにも花手水舎。

本堂右手は「しあわせの鐘」。
時折、鐘の音が響いていました。

さらに階段を登りますが。
途中、鷹司家、二条家、三条西家といったお公家さんのお墓がありました。
お堂の左手の標識にそって、

山道を10分ほど進むと、

時雨亭跡(場所は諸説あり)が。

途中で時雨(しぐれ)が降ってきましたが、振り向けば、

こんな感じでした。
時雨亭跡から帰る時、時雨からだんだん本降りの雨となり、しばし、弁天堂で雨宿り。
20分ほどして小降りになり、出口に向かう途中、

「小倉あん発祥」の石碑が立っていました。
機会あれば、本堂前にある「普賢象桜」の季節に訪れたいです。
11 月20日(金)訪問
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