2020紅葉…雨の二尊院

門からの景色だけ撮り、次に行こうと思ったのですが…受け付けの方と目が合ってしまいましたので。



500円払って境内へ。

総門から約100m続く「紅葉の馬場」と呼ばれる参道には、



モミジとサクラが交互に植えられています。



去年、青もみじの頃に長女と訪れた時も癒されましたが、



500円払ってよかった😆…です。



二尊院の創建は承和年間(834~848)に第3代天台座主・円仁により開かれました。

明治以降は天台宗となりましたが、それ以前は天台宗、真言宗、律宗、浄土宗の四宗兼学道場でした。

法然上人も二尊院に住み法を説きました。

応仁の乱で全焼しますが、1521年、三条西実隆(さんじょうにしさねたか 1455~1537 内大臣を2ヶ月で引退)が諸国に寄付を求め再建されました。



前庭には貞信公こと藤原忠平(880~949 摂政・関白)の句碑

「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば

いまひとたびの みゆき待たなむ」

とあります。

貞信公が宇多上皇(仁和寺を開く)のお供で小倉山に遊びにきた時に上皇が、

「我が子(醍醐天皇)にも見せてやりたい

。」

との言葉を受けて詠んだとされます。

貞信公は菅原道真を大宰府に追いやった藤原時平の弟ですが、勤勉で温厚で、人望が厚かったと云われます。



本堂の裏には生きとし生けるものを六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天道)から救済してくれるお地蔵さんが迎えてくれました。



二尊院には並んで、

右にお釈迦さま、

左に阿弥陀さま

立像(ともに78.8cm)が安置されています。



ここにも花手水舎。



本堂右手は「しあわせの鐘」。

時折、鐘の音が響いていました。



さらに階段を登りますが。

途中、鷹司家、二条家、三条西家といったお公家さんのお墓がありました。

お堂の左手の標識にそって、



山道を10分ほど進むと、



時雨亭跡(場所は諸説あり)が。



途中で時雨(しぐれ)が降ってきましたが、振り向けば、



こんな感じでした。

時雨亭跡から帰る時、時雨からだんだん本降りの雨となり、しばし、弁天堂で雨宿り。

20分ほどして小降りになり、出口に向かう途中、



「小倉あん発祥」の石碑が立っていました。

機会あれば、本堂前にある「普賢象桜」の季節に訪れたいです。

11 月20日(金)訪問

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