初詣…東寺にて②

不動明王にお詣りしてから、改めて、境内をぐるり。

一瞬、境内はばあば1人になりました。



御影堂の西側に鎮座する「三面大黒天」です。



大黒天…大地の神さま。福寿円満

毘沙門天…北を守る神。財宝を司ります

弁財天…インドの河の神。音楽や技芸上達の神。

大黒天、毘沙門天、弁財天の三体が合体(伝弘法大師作)し、三尊のご利益が一度に授かります。



ここから、弘法大師が入定(835年の3月21日 62歳)された高野山奥の院に向かって手を合わせることができます。

古くからこの地にあったと伝わる80cm大の「天降石(てんこうせき)」です。



別名・撫石→石を撫でた手で体の悪い所を擦ると病が治ると信仰されました。

真ん中は中国の想像上の動物で竜の子とされる「贔屓(ひいき)」です。



重いものを背負う事を好み、甲羅に建つ石塔は永遠不滅と云われます。

この贔屓さんは北野天満宮の宗像社のそばに鎮座していましたが、明治はじめの神仏分離令によって現在地に遷座しました。



“尊勝陀羅尼”というお経が書かれた石碑を背負っています。



贔屓さんを万病ぬぐいで擦り、自身の悪い所を擦ると良くなると云われます。



傷病が治ったり。効果が薄くなったと感じたら、



布を布納めの棒に結んで納めて下さいとありました。



毘沙門堂は平成6年に修復。

手前より、「愛染明王」「毘沙門天」「不動明王」さんが鎮座しています。



複製ですが、神々しさが伝わってきます。

国宝・兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん 兜跋については諸説あり)は、939年の平将門の乱の時、都の守護神として羅城門に安置されましたが、大風で羅生門が倒壊後は東寺の食堂に安置(現在は宝物館)。

食堂(じきどう)の左手には、昭和5年に火災にあった時に柳谷御花講(柳谷観音をお祀りする楊谷寺の信者団体)が復興に寄与された事から観音さんが祀られました。

眼病にご利益があり?



なお、再建された食堂には炭化した四天王が安置されています。

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