💫京都三珍鳥居…蚕の社
- 2021.03.05
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石の鳥居を入り、
真っ直ぐに参道を進むと、
突きあたりに、「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるのみたま)」があります。
創建年は不詳ですが、広隆寺建立に伴い勧請されたと云われます。
この一帯は渡来系・秦氏が開拓した場所です。
神明鳥居(しんめいとりい)です。
縦に2本、横に2本とシンプルな形!
境内はひっそりとしており、参拝者が数名。
参道の両脇には鬱蒼とした木立が続きます。
「元糺の森(もとただすのもり)」と云われ、下鴨神社が”糺の森”と呼ばれる前にもともとこの社叢が糺の森と呼ばれていたと推測されています。
祭神は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ 最初に登場する神さま)他、
大国魂神(おおくにたまのかみ?)
ホホデミノミコト(第1代神武天皇の祖父)
ウガヤフキアエズノミコト(神武天皇の父)
ニニギノミコト(第1代神武天皇の曽祖父)
が祀られています。
※神さまの漢字は古事記と日本書紀では表記が異なるのでカタカナにしました。
本殿右手には、蚕養神社(こかい)の社があり、
保食神、蚕の神、コノハナサクヤヒメノミコトが祀られています。
「蚕の社(かいこのやしろ)」の由縁です。
本殿の左手、
元糺の池には、
京都三珍鳥居のひとつ、1831年に再興された三柱鳥居(みはしらとりい)があります。
※ほかの三珍鳥居は、
京都御苑内厳島神社の唐破風鳥居、
北野天満宮参道の伴氏社(ともじしゃ)の台座に蓮の花弁が刻まれた鳥居。
中心には石が積まれ、3方から神さまを拝することができますが、
キリスト教の遺物との説もあります。
参道左手の石橋を渡るといくつかのお社があり、お稲荷さんが祀られていました。
三井家祖・三井高安を祭神とする「顕名神社(あきなじんじゃ)」はわかりませんでした。
社務所近くの石には方位が刻まれていました。
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