きゅうり封じの蓮華寺

仁和寺には何度か訪れているのですが蓮華寺は初めてです。




仁和寺から御室会館の前の道を通り、東側駐車場の北に、








真言宗御室派別格本山「蓮華寺」があります。




もともと広沢池近くにありましたが、応仁の乱の兵火で鳴滝音戸山に移され、








1641年には江戸の豪商・樋口平太夫家次(常信)が伽藍を再興。




※常信…伊勢生まれで、五智不動尊の霊夢に導かれ、秩父三十四ヶ所、西国三十三所、坂東三十三ヶ所を木の実、草の根を食べながら裸足で6年間の修行を遂げました。




昭和3年、鳴滝音戸山から移されました。




山門から境内へ。




判読できません




本堂前には、




五智如来坐像




釈迦如来→知恵・聡明の功徳




阿弥陀如来→極楽浄土の功徳




大日如来→太陽を示し、万物を慈しみ、知恵と五穀豊穣の功徳




宝生如来→福徳財宝の功徳




薬師如来→病魔退散、医学の功徳




五智如来が鎮座。




※五智如来は密教で5つの知恵を五体の如来にあてはめたものとされます。




五智如来の後ろには、








菩薩さんがいっぱい。




弘法大師空海(774~835)は広沢池北西・北嵯峨の岩屋の中で不動明王を石に刻みました。




「蓮華寺」は、その不動明王を本尊として、1057年藤原康基が第70代後冷泉天皇の勅願により建立されました。








お堂には岩の祠の中に不動明王が安置されていました。




蓮華寺では7月の土用の丑の日に、きゅうりに疫病を封じ込めて病気平癒を祈願する弘法大師空海の秘法「きゅうり封じ」が行われます。

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