眼病平癒のお地蔵さん…聞名寺

市バス「東山仁王門」下車、すぐ、東大路に面して、




「聞名寺(もんみょうじ)」があります。




もとは第58代光孝天皇(こうこうてんのう 830~887)が住まわれていた小松殿跡(現京都御苑南西)に建立されました。




1279年、時宗の宗祖・一遍上人が小松寺を時宗道場として中興、今でも「道場町」の名が残っています。




その後、秀吉の都市開発で京極夷川に移築。




1708年の宝永の大火で焼失後、現在地に移転されました。








光孝天皇は先代の陽成天皇(869~949 81歳)が廃位させられた後、55歳で即位しますが3年あまりで崩御。諸芸に秀で、質素な生活を送られた天皇と伝わります。




一方、退位した陽成帝の上皇歴は65年にもおよびました。




本堂前の七重石塔は「光孝天皇塔」の呼び名がありますが一部室町時代に造られたとされます








境内の「明眼地蔵(めいげん、あけめ)」さんについて。




光孝天皇が親王であった頃に眼病を患い、加茂の明神で平癒祈願を行いました。




17日目の満願の夜、夢中に老翁が現れ、




「地蔵菩薩を彫って守護仏とせよ」




と告げ、親王は円仁に造らせます。




やがて、親王の目は回復。




その時のお地蔵さんと伝わります(毎月24日開帳)。

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