天神さんの通り道…綱敷行衛天満宮
- 2021.08.30
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御前七条を上ルとすぐ、
「綱敷行衛天満宮(つなしきゆきえてんまんぐう)」があります。
天満宮なので、ご祭神は、
菅原道真公です。
綱敷の社名は道真左遷の際に博多に上陸した道真のために船の綱を敷いて御座としたことが由来とか。
昭和9年に西にあった行衛天満宮と合併し、綱敷行衛天満宮と改められました。
多治比文子(たじひのあやこ 生没年不詳 巫女とも道真の乳母とも)は、平安京右京七条二坊十三町(現在の西七条北衣田町あたりか)に住み、
942年のこと、903年に大宰府で亡くなった道真より”右近の馬場(現北野天満宮あたり)に祀れ”とのお告げを受けますが、貧しかった文子は邸内に小さな祠を建て祀ったとされます。
道真公は白太夫(道真の守役)を従えしばしばこの地に遊び詩歌に興じたと云われます。
また、住んでいた吉祥院からこの道(御前通)を通って右近の馬場まで行き来したと伝わります。
白太夫は道真の父が安産祈願を託した神官で、のちに道真公の守役として仕えました。若い頃から白髪でお腹が太かった事からつけられました。
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