現世の地獄体験・恐山

恐山菩提寺の入口から



参道を進み、



山門前の岩肌とかざぐるまに、



嫌が上でもこれから広がるであろう景色を想像してしまいました。

境内には湯小屋もあり、入山料(500円)を払えば無料との事。



ご本尊の延命地蔵菩薩に手をあわせ、



いざ黄泉の世界へ。



恐山は1万年以上前に噴火した休火山で、白い火山ガスも立ち込めていますが思ったより少なく、

しかし、硫黄の臭いはしっかりとしていました。



火葬された人骨の歯を納める納骨塔。



賽の河原?

賽の河原とは生まれる前や生後に亡くなった赤ちゃんが三途の川を渡る前に小石を積む場所とされ、

朝と夜、6時間ずつ血だらけで石を運び積まなければならず…積まれた小石は何度も何度も鬼によって、



“ゆがんで汚い”と崩されてしまいます。

ガイドさんから

“(子どもに限らず)供養のために石を積んで下さい。”

と言われたのでガイドさんが歌う中、1つだけ積みました。

※でも、安心して下さい!

亡くなった赤ちゃんは地蔵菩薩により供養されます。

その傍には宇曽利湖(うそりこ)があり、湖岸の「白砂の浜は極楽になぞえられ、信仰と祈りの場として伝えられてきました。

死ねばお山に行く

肉親の菩提を弔い、故人の面影を偲ぶ多くの人々が、今もお山をめざします。」

ー「」内はパンフレットよりー



時間の関係で極楽浜近くには行けず😢、おまけに雨のため湖はどんよりとしてました。

宇曽利湖は酸性が強く、それでも、1種類だけ魚が生息しているとか。

862年に慈覚大師(じかくたいし)・円仁は、

“東へ向かうこと三十余日、霊山あり、その地に仏道を広めよ”

との夢のお告げに従い諸国を行脚し辿り着いたのが恐山と云われます。

最澄の弟子・円仁(794~864)は下野(しもつけ→現栃木県)に生まれ、後年は中尊寺や松島瑞巌寺を初め、北関東や奥州にあるたくさんの寺の開基となりました。

最後に故人の霊を呼ぶイタコについて。

7/20~24 恐山大祭

10月の体育の日が最終日となる土、日、月。

に会えるようです。

なお、恐山の開山期間は5/1~10月末日まで。

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