妙顕寺その1… 尾形光琳ゆかりの寺

正直なところあまり期待していませんでした。

市バス「堀川寺ノ内」下車。寺之内通を東へ5分ほど歩くと左手に見えて来ました。



「妙顕寺」です。

もとは大宮通今小路にありましたが、豊臣秀吉の命で現在地へ。

創建は1321年、京都で最初の日蓮宗のお寺です。

日像(1269〜1342)は日蓮上人(1222〜1282)から京都の布教を遺言として託され、1294(永仁2)年に上洛。

当時の日蓮宗は幕府や朝廷が認めておらず、日像は大寺院をはじめとして様々な迫害をうけました。しかし、粘り強い布教により、町衆を中心に信仰を受け、

第96代後醍醐天皇(1288〜1339)により、日蓮宗として初めて布教公認の綸旨を賜りました。

のち、京都では法華信仰が隆盛を極め、また、日蓮宗の西国布教の礎が築かれました。



本堂左手に入っていくと拝観受け付けがあり、500円払って方丈内へ。



落ち着いたトイレです。



本尊 三宝尊

日蓮上人は庶民に高価な仏像を祀るのは困難だとして、諸尊を描いた十界曼荼羅を描きました。



塩津文男(1955〜)作・「諸法実相、対極の庭」とありました。

塩津氏はグラフィックデザイナー、80年代に岡本太郎(1911〜1996)氏と出会い強烈な感銘を受け、還暦を機に本格的に画業へ転向とありました。

また、尾形光琳(1658~1716)や酒井抱一といった琳派の芸術家と結びつきが深いお寺です。

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