蓮の大蓮寺
- 2021.07.03
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東大路から仁王門通を入り一筋目を北へ。
1600年に創建された、
「大蓮寺」があります。
五条通の拡幅に伴い昭和に入り、現在地にあった常念寺に統合されました。
第110代後光明天皇(ごこうみょうてんのう 1633~1654 22歳)より難産で苦しむ夫人・庭田秀子の安産祈願の勅命が下り、
その後、夫人は孝子内親王(1650~1725 第一皇女)を無事出産。
以降、安産祈願のお寺として知られるようになりました。
※孝子内親王が生まれた4年後、父・後光明天皇が崩御。孝子内親王は唯一の遺児として出家することなく、独身のまま76歳の生涯を終えられました。
狭い境内ですが、何故か落ち着く空間でした。
本尊は阿弥陀如来さま。
大蓮寺開山・深誉和尚が伏見の地で誰も供養する者がいない金色の阿弥陀さまを見出し、持ち帰り五条に仏堂を建て安置しました。
しかし、この阿弥陀さまが真如堂の阿弥陀さまであることがわかり返すことになりました。
残念に思った深誉和尚が二十一日間念仏を唱えたところ、最後の夜に旅の僧があらわれ共に念仏を修しますが、次の朝、僧の姿はなく、本尊の阿弥陀さまが分かれて二体になっていました。
そこで一体は真如堂へ変換し、もう一体は大蓮寺の本尊としてお祀りしたと伝わります。
「走り坊さん」とは明治~大正初期にかけて、寺に来るのが困難な妊婦さんのところに走って行き、青いズタ袋に入れたお守りを届けた僧・籏玄教(はたげんきゅう)のことです。
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