嵯峨野周辺…御髪神社

大河内山荘前の路を進んでいくと、小倉池のほとりに、日本で唯一の「髪」をお祀りする「御髪神社」があります。



歴史は新しく、1961(昭和36)に髪の健康を祈願して、京都市の理美容関係者によって建てられました。



ご祭神 藤原采女亮政之(?〜1335)藤原鎌足の子孫とありました。

亀山天皇の御代に政之の父・藤原基晴は宝刀「九王丸(または九龍丸)」を紛失してしまい、3男の政之とともに探索の旅に出、元寇襲来に備えて武士が集まる下関に居を構えます。その間、生活の糧を得るために基晴・政之親子は髪結いの技術を(一説には髪結いで高い収入をあげていた新羅人から習う)学び、婦女の髪を結って生計をたてていました(日本の髪結い職の起源)。1281年に政之は住まいを鎌倉に移しますが、政之の髪結いは評判が良く、髪結い師として重用されたといいます。昭和の初め頃までは、理美容業者は政之の月命日である17日を毎月の休みとしていました。また、御髪神社には「髪塚」があり、切った髪を献納袋に入れて髪塚の中に納めると神職が「髪と身体の健康」「ご多幸」を祈願し祈祷してくれます。

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