松栄堂・薫習館(くんじゅうかん)と薬祖神祠(やくそしんじ)、茶寮翠泉・烏丸御池店(さりょうすいせん)(Kunjyu kan, Yakuso sinji, Saryo suisen)
- 2019.08.03
- 中京区

薫習館(くんじゅうかん)です。本家尾張屋から数分の所にあり、烏丸通に面しています。
300年続くお香の老舗・松栄堂の南隣にあり、いろんな香りに出会うことができます。
シナモンなど料理の匂いにむすびつく香りはわかりましたが、いろいろと嗅いでいるうちに香りがわからなくなりました。薫習館は松栄堂のお店と直結しており、帰りに次女の好きなラベンダーのお香をかいました。

薬祖神祠(やくそしんじ)です。江戸時代、二条通は50を超す薬問屋や薬局が商いを営んでいました。
薬祖神祠は1858年に薬業仲間が「神農(しんのう)」を祀ったのが由来とされています。
「神農」は古代中国の伝説上の皇帝で頭と手足以外、身体が透明で毒を食べると内蔵が黒くなり、様々な葉を食べて薬効や毒の有無を確かめていたとされます。

ガラスごしに医薬と農業を司る神農さんが草を口にする像がありました。

何故か神農さんの右側に西洋医学の父・ヒポクラテス(紀元前460〜前375)の像が安置されていました。
1880(明治13)年に欧州から薬を輸入していた事からヒポクラテスも加わりました。
大己貴命(おおなむちのみこと。大国主命の別称)
少彦名命(すくなひこなのみこと。大国主命とともに国造りに参加。医薬や温泉、酒造、石の神など多様な性質を持つ神さま)
も祀られています。
現在、11月第1金曜日に「薬祖神祭」が執り行われていますが、以前は夜店も並び盛大な祭りでした。
※大阪の少彦名神社の例大祭「神農祭」(11/22〜23)が有名です。

説明 何気なくブラブラしていると茶寮翠泉(さりょうすいせん)が目にとまりました。まだ、1時前だったのですが…お茶することに。
おしぼりまで雅です。

出来たて抹茶わらび餅です。形がないドローんとした翡翠いろのわらび餅。
長女は「美味しい」と食べていました。
コーヒーセットとわらび餅のテイクアウトも含めて2860円。
甘い物を食べると何故か幸せになります。
それにしても、長女も次女も食べても肥らないのが羨ましい!
■松栄堂・薫習館(Kunjyu kan)
■薬祖神祠(やくそしんじ Yakuso sinji)
■茶寮翠泉・烏丸御池店(さりょうすいせん Saryo suisen)
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