東福寺その2 東司・禅堂



東司(とうす。便所)です。三門の左手に位置し、室町時代の日本最大最古の禅宗式便所の遺構です。
多くの修行僧が一斉に用をたします(小も大も?)。
東司には不浄を清める烏枢沙摩明王が祀られています。
烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)は
「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持ち、あらゆる不浄を清める功徳があります。
この明王は胎内にいる女児を男児に変化させる力を持っているといわれ戦国時代の武将に広く信仰されました。

日常すべて修行とする禅において、東司、禅堂、浴室は「三黙道場」でした。
内部は中央通路をはさんで、両側に壺が埋められていました。
堆肥による収入もありました。

禅堂です。
1347(貞和3)年に再建された禅堂です。東司の北隣にあります。
三門、本堂、禅堂のスケールの大きさ!…さすが伽藍面(がらんづら)の東福寺です。
東福寺には塔頭が25ヶ寺余あり、明治時代の日露戦争(1904〜1905)の時には東福寺の一部(塔頭含む)はロシア兵捕虜の収容施設でした。

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