夫婦岩…山王神社

嵐電の「山ノ内」下車。すぐに北の道を歩いていると鳥居が見えてきました。



「山ノ内」の地名は、昔、このあたりが比叡山延暦寺の所領地だった事によります。また、最澄の母の生誕の地ともいわれています。

ここにも樹齢700年以上の山王楠が立っていました。

第72代白河天皇(1053〜1129 77歳)の御代に近江坂本の日吉山王大神を勧請し、1093年、山門の内部対立で天台座主を退いた良真(1022〜1096 75歳)が建立した普賢寺の守護神となりました。



手水舎は使用不能でした。



本殿です。
ご祭神
大山咋神(おおやまくいのかみ 山の神、農耕・治水を司る神)
玉依姫神(たまよりひめのかみ、大山咋神とは夫婦神となっています)
大己貴神(おおなむちのかみ 大国主命)
をお祀りしています。
ご利益は方除け、厄除け、縁結び、安産、子授け、夫婦円満です。



鳥居を入ってすぐ右手に水琴窟と書かれた門がありました。2001年に復元されたとありましたが非公開です。生垣からこそっと?撮影。



本殿の右手にはりっぱな夫婦岩がありました。良真がこの地を訪れた際に、その後を追って比叡山から飛来したとの伝承があります。



祈願奉納石(1000円)を求め、奉納石に念じる人の氏名、年齢などを記し、神徳に感謝し御先祖を慕い石を両手で握り話すこと無く、一心に念じ続け左廻りに夫婦岩を3回廻り終えた後、女岩の前に石を納め拝礼するとありました。

また、初宮詣の際にお神酒、洗米、梅干しを小皿に入れ折敷にのせてお供えした後、梅干しの皮で鼻をつまむとシワのよるまで長命で出世できるとの伝承があります。梅干しの種は女岩中央の窪みに納めてお神酒を注ぎ子孫繁栄を祈りました。



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