鵺(ぬえ)退治

前回、宇治平等院で登場した”源頼政公”について。

二条城近くにある二条公園。

公園の北西方向に「鵺池碑」があり、


石碑の西に、

「鵺大明神(ぬえだいみょうじん)」が鎮座しています。
2005(平成17)年に二条公園が整備された時に祀られました。

さらに草ボウボウの北西入口から公園内へ。

源頼政(みなもとのよりまさ 1104~1180 77歳)が鵺を退治した時、血のついた矢を洗ったとされる「鵺池」があります。

平家物語によれば、
丑の刻(午前2時頃)、東の森の方から黒雲が湧き上がり、御所の上空を覆いつくし、


黒雲から怪しげな鳥の声がしたため、

第76代近衛天皇(このえてんのう 1139〜1155 17歳。一説には高倉天皇、あるいは二条天皇とも)は怯えられ、

怪鳥の退治を弓の名手・頼政に命じました。




頼政が黒雲めがけて矢を放つと、

頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎の姿

をした怪物が落ちてきました。

源頼政といえば、平清盛の信任を得て、源氏としては破格の従三位に叙せられます。

しかし、以仁王(もちひとおう 1151〜1180 30歳 後白河天皇第3皇子)の平家打倒の挙兵に加わり、やがて宇治平等院で自害します。

伝説の鵺池まで作ってしまうとはさすが京都です🤗!

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