極楽に行けるお札…決定往生の秘印(真如堂)
- 2021.11.27
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真如堂ご本尊の脇仏・不動明王は安倍晴明の念持仏と伝わり、安倍晴明が急死しかけた時、
この不動さまが閻魔大王にかけあい、清明は息を吹き返し85歳まで生きました。
その時に清明が閻魔大王から与えられたのが「結定往生の秘印」とされ、不動明王と秘印は真如堂に納められました。
このお札を持っている者は天寿を全うし、来世において必ず往生極楽すると云われます。この札を授与して下さった受付の方も
「私も棺桶に入れてもらうよう娘に頼んでいる!」
と言われてました。
三重塔の横に「鎌倉地蔵」をお祀りした地蔵堂があります。
昔、中国に金色の毛に覆われた9つの尾を持つ狐がいました。
美女に化けて皇帝をとりこにし国を傾けさせますが正体を見破られ日本に逃げます。
そして、今度は玉藻前(たまものまえ)と称し、鳥羽上皇の寵愛を受けますが陰陽師・安倍秦親に見破られ下野(しもつけ 現在の栃木県)那須野原へ逃げ殺生石に化けて祟ります。
ある日、玄翁和尚が杖でその殺生石を打つと3つに割れ玉藻は成仏します(よかった)!
割れた石のひとつで刻んだのがこのお地蔵さんです。
当初は鎌倉に祀られていましたがお地蔵さんは真如堂で人々を救いたいと願いこの地に移られました。
無実の罪や心の病に悩む人の心の拠り所のお地蔵さんです。
真如堂から一直線に宗忠神社に向かう途中、振り返ると極楽?が広がっていました。
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