予想外?の興聖寺(こうしょうじ)。

去年、興聖寺の紅葉を見に行く予定でしたが、腰や足の痛みで歩くのがつらく、行けなかった経緯があります。

宇治神社から宇治川に沿って15分ほど歩いたでしょうか?



今は歩けることに感謝…です。



門をくぐると、



「琴きき坂」があります。

名の由来は参道沿いにある小川の水の流れが琴の音色に聞こえるからだとか。

紅葉の季節ではなかったので、

200mのダラダラ坂…結構キツかったです。



禅宗のお寺「興聖寺」です。

右手には”宇治十二景”に選ばれた「興聖の晩鐘」あります。



道元(どうげん 1200〜1253)が開いた曹洞宗のお寺です。

道元は上級貴族・久我家に生まれますが両親が誰であるかは諸説あります。

比叡山で出家後に建仁寺の栄西の門に入って禅を学びます。

4年間を宋で学んだ後、深草(のち宇治へ)に興聖寺を建て教化に努めました。



手入れされた庭に背筋が伸びます😂。



緑がまぶしいです。

道元は晩年、越前の地頭・長多野義重(はたのよししげ)に招かれ永平寺を創建。

1253年、病気療養の為に上洛。

俗弟子・覚念の屋敷で示寂(じじゃく)しました



血染めの天井には2ヶ所印がありましたが、怖いのですばやく通り過ぎました。



お約束の

「これ以上悪くなりませんように」

と一願しました。





開けるのに戸惑いましたが、



開けてみると、「聖観音」さんに出会えました。

苦しみを救うため、すぐ駆けつける意志を表(→右足を少し前に出して親指を浮かしています)わしている観音さんです。

源氏物語53帖”手習(てならい)”にある、

「手習いの杜」に祀られていたと伝わります。



「三面大黒天」さん。

右側に福徳の毘沙門天、左側に知恵を司る弁財天の顔とあわせて強いご利益があります。



道元は権力に近寄らず、

「只管打座(しかんただ)」⇒ただひたすらに座禅することを行としました。



誰もいない僧堂でしたが、張りつめた空気が伝わってきました。

予想外?に庭を中心に見どころがいっぱいでした。

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