京都御苑…近衛家の糸桜
- 2020.08.25
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「近衛邸跡」の駒札がありました。
五摂家のひとつ、近衛家があった場所です。
糸桜の名所でもあり、母や姉、妹と訪れた思い出の地です。
貸し切りタクシーの運転手さんが案内してくれたお勧めの場所でした。
かつて、この庭園の池の西側に大きな邸があり、御所が炎上の際には仮の皇居にもなりました。
樹木の名もなかなか覚えられません。
ニレ科のケヤキ、エノキ、ムクノキの葉の違い…。
写真右手の門は世襲親王家のひとつ、
「桂宮邸」です。
世襲親王家とは南北朝時代から江戸時代に、当代の天皇との血統の遠近にかかわらず、代々、親王宣下を受けることで親王の身分を保持し続けた四つの宮家を指します。
「桂宮家」は1589(天正17)年、第106代正親町天皇(おうぎまちてんのう)の孫・智仁親王(ともひとしんのう 1579~1629)を初代としますが、
桂宮12代当主・淑子内親王(すみこないしんのう 1829~1881 第120代仁孝天皇第3皇女)の薨去により断絶しました。
現在の二条城本丸御殿は桂宮邸を移築したものです。
分かりにくいのですが、写真中央左端のオレンジの建物は同志社大学です。
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