京都御苑…九条家の庭園

京都御苑南西に五摂家のひとつ、九条家の茶室「拾翠亭(しゅうすいてい)」があります。五摂家とは摂政・関白・太政大臣に昇任できる公家の家格として頂点にたつ家柄です。

近衛家→藤原忠通の子・近衛基実(1143~1166 24歳)が家祖。

九条家→藤原忠通の子・九条兼実(1149~1207)が家祖。

※平安時代末期の戦乱で基実の子・基通や松殿基房が失脚。九条兼実が関白となりました。

二条家→九条兼実の孫・九条道家の次男で道家と不仲であった二条良実が家祖。

一条家→九条道家の四男・一条実経が家祖

鷹司家→近衛基実のひ孫・鷹司兼平が家祖九条家の庭園内にある厳島神社の石でできた唐破風鳥居です。

蚕ノ社の三本鳥居

北野天満宮の伴氏社(菅原道真公の母が祀られています)の蓮華台の鳥居

とともに、「京都三鳥居」のひとつに数えられています。平清盛が安芸の厳島神社から神さま(宗像三女神)を摂津国に勧請し、そこから遷座されました。

のちに、九条家の邸内に取り込まれ鎮守として現在に至っています。

※宗像三女神については”花山院跡と宗像神社”をご参照ください。

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