等持院その2…霊光殿
- 2020.09.29
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歴代足利将軍の木造の中に、前回で紹介した”徳川家康像”がありました。
家康が42歳の時に厄落としのために作らせ、石清水八幡宮豊蔵坊に置かれていましたが廃仏毀釈で当院に移された像です。

家康は足利将軍ゆかりの者を重んじたとされます。
吉良氏、今川氏はじめ、足利一族を高家(儀式や典礼を司る役職)として取り立てたり、
足利尊氏の三男である初代鎌倉公方・足利基氏の子孫に下野国喜連川藩5000石を与え、10万石格の大名に取り立てました。
※吉良氏、今川氏について
ともに清和源氏であり、吉良氏は足利宗家3代当主・足利義氏(1189~1255)の子から分かれました。
今川氏は吉良氏の分家筋にあたります。
「御所(将軍)が絶えれば吉良が継ぎ、吉良が絶えれば今川が継ぐ」
と俗にいわれました。
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