初詣…東寺にて①
- 2021.02.15
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今日は洛南高校を横切って北側の櫛笥通から入ります。
この通りの幅は平安時代の「櫛笥小路(くしげこうじ)」と変わらない唯一の道です。
境内には数か所、ベンチの横に灰皿が設置されています。
門をくぐり、
弘法大師の住まいとされる国宝・御影堂(みえどう)へ。
見上げると下弦の月が。
御影堂には康勝作(こうしょう 生没年不詳。運慶の4男 六波羅蜜寺の口から6体の阿弥陀さまを吐き出している空也上人像の製作者)の「弘法大師像」が安置されています。
1233年、康勝が一刀三礼(いっとうさんらい)ごとに「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう 弘法大師を敬い信心しますの意)」と唱えながら彫刻されたと伝わります。
御影堂に上がり、お大師さんに今年1年の無事を祈りました。
反対側には弘法大師の念持仏と伝わる秘仏の不動明王が鎮座しています。
平安末期、第42代東寺長者・寛信(かんしん 1084〜1153 藤原北家勧修寺流出身)が不動明王像の光背を修繕したところ、すぐに入滅したため、以来、一切御開帳が無いとか。
一方では、強いご利益があると厚く信仰されています。
つづく
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