平安京を歩く⑮ 安倍清明屋敷跡
- 2024.02.23
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“清明神社”があります。
陰陽師・安倍清明(921~1005 85才)は、
朱雀、村上、冷泉、円融、花山、一条と六代の天皇に仕え、星を見て、
宮中の変革、遠国の吉凶を判断。
亡くなった2年後に一条天皇により創建されました。
“小右記”では993年2月、一条天皇が急な病に伏せった折に清明が禊をしたところ、たちまち病が快復して正五位上に叙されたとあります。
※小右記(しょうゆうき)・・・藤原実資の日記。現存するのは982~1032の部分のみで全61巻、50年以上にわたり、藤原道長や頼通の全盛時代の社会や政治、宮廷の儀式など詳細に記録されている。
全体的に辛口で道長を痛烈に批判。出家後の道長の法成寺の生活ぶりも記載されています、
大河ドラマではロバート秋山さんが演じています。
また、境内には清明の念持力で湧き出た清明井戸があり、諸病平癒をもたらし、
流水口が本年を向いています。
生温かさが伝わってきました。
清明神社から堀川通を渡ると、
“一条戻り橋”があり、
今の橋は平成7年に造設。
橋の下には清明の式神が住んでいたとされ、
また、いくつかの伝説が残っています。
ちなみに戻橋のそばの河津桜の蕾がほんの少し膨らんでいました。
ちなみに、手前は堀川通りで奥の細い道が、
一条通です。
【追伸】
京都市内の発掘調査では呪術に用いた遺物が多数出土しているとか😰。
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