平安京を歩く⑯ 斎宮邸跡

斎宮(いつきのみや)は天皇に代わり伊勢神宮に仕えた未婚の内親王または女王のことで、亀の甲羅を焼いて占いで決められました。



京都市立西京高等学校付属中学北側グランド発掘調査で、

池跡から”齋宮”と書かれた墨書土器が出土されたことから判明しました。



西京高等学校・西京高校付属中学校は、

1886(明治19)年 京都府商業学校として開設、その後、京都市立第一商業学校等の変遷を経て、

2003(平成15)年京都市立の中高一貫校となりました。

この地はいずれの斎宮が住んでおられたかは特定出来ていませんが、斎宮は第76代祥子内親王(後醍醐天皇皇女 期間1333~1334)をもって終ります。



源氏物語では六条御息所母娘が伊勢に赴く時に光源氏が嵯峨野の野宮御息所を訪れる場面が出てきます。

歴史上実在した第62代村上天皇に入内した承香殿女御(929~985)は村上天皇第4皇女・規子内親王(949~986)が対比されます。

母が娘に同行し、伊勢に赴いたのは先例のないことでした。

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