清水寺の七不思議その2
- 2020.06.12
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鐘を支える六本の柱(4本の柱が多い)。
6つ目は本堂前の「錫杖(しゃくじょう)」です。
大きな錫杖は重さ96kg、小さい錫杖は17kg、下駄の片方は12kgもあります。
これらは弁慶が持っていた伝承がありますが、
その実は音羽の滝で修行していた行者が満願成就のお礼に奉納されたとか。
残念ながらビニールで覆われていました。
7つ目は、
本堂手前の50cmもある「仏足石」です。
お釈迦様の両足形を彫ったものです(仏足石を拝めばどんな罪でも穢れでも消滅すると云われる)。
足形を撫でた手で足腰の痛い所をさすると痛みがとれるとか。
また、仏足石ではなく、源平合戦で源氏に捕えられ断食の末に果てた平景清(たいらのかげきよ 生没年不詳)の足形とも伝わります。
景清は伊勢藤原氏の出身。勇猛な武士として各地に様々な伝説が残っています。隋求堂前庭の石灯籠の灯穴の奥には景清が爪で彫刻したと伝わる千手観音像があり、晴天に稀に見えると云われます(見逃してしまいました)。
本堂では、
「出世大黒天」が迎えてくれました。
もともと参道入口の小さなお寺に祀られていましたが、時代とともに移動し、最終的には本堂に祀られるという出世を果たしました。
ご本尊は十一面千手観世音菩薩さまです。
通常は秘仏ですが奥の方に金色に輝くお前立ちに出逢うことができます。
なお、次回のご開帳は2032年頃とありました。工事中でしたが、一瞬だけ、清水の舞台…がばあば1人だけになりました。牛若丸と弁慶が闘ったのは五条大橋ではなく、清水の舞台だったという話しも残ります。
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