ご利益の宝庫その2…八坂神社

大国主社から本殿へ。



本殿を東側から写しました。

境内の東南には、



「大神宮社」があります。



八坂神社のご祭神・素戔嗚尊の姉神である

天照大御神(内宮)

そして、

豊受大御神(とようけのおおみかみ 外宮)

が祀られています。

平成28年、伊勢神宮の撤去材で修復されました。

大神宮社の北隣に、



「悪王子神社」があります。

この場合、悪とは「強い」を意味します。

出雲の国でヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトは、その時の勇猛心を称えられ「悪王子」の称号が贈られました。

ご祭神はスサノオノミコトの荒御魂(あらみたま)=荒々しく勇猛な魂

が祀られています。

八坂神社の本殿に祀られている素戔嗚尊の和御霊(にぎみたま)と悪王子神社の荒御魂が祇園祭では一体化し神秘な力を発揮してくれるとされます。

さらに、悪王子神社の北隣に、



「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」があります。

ご祭神は宗像三女神である、

市杵島比売神(いちきしまひめのかみ)

多岐理比売命(たぎりひめのかみ)

多岐津比売神(たぎつひめのかみ)

が祀られています。

弟・スサノオの来訪を襲撃と思った姉・アマテラスにスサノオが潔白を示すためにお互いの持ち物を交換し、

アマテラスがスサノオの剣を噛み砕いた息から生まれたのが宗像三女神です。



そばに誰もいなかったので「美容水」で顔を洗いました😆。



古くから祇園の芸妓さん、舞妓さんをはじめ、美しくなりたい女性の崇敬を集めています。

美御前社から北へしばらく歩くと、



「日吉社」があります。

八坂神社の北東に位置し、方除の神さま(方角の災いがないように除き守ってくれる)が祀られています。

日吉社の近くに鎮座する五社です。



右から、

八幡社→応神天皇(武の神)

竈(かまど)神社→奥津日子神・奥津日売神(おくつひこのかみ・おくつひめのかみ⇒かまどの神)

風神社→天御柱命・国御柱命(あめのみはしらのみこと・くにのみはしらのみこと⇒風の神)

天神社→少彦名命(すくなひこなのみこと⇒薬の神)

水神社→高龗神・罔象女神(たかおかみのかみ・みづはのめのかみ⇒水の神)

五社の近くに、



りっぱな鳥居の「厳島社」があります。

美御前社に鎮座されている宗像三女神の一女神、

市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。

容姿端麗で舞を踊ることから祇園の舞妓さん、芸妓さんから崇敬を集めます。

こうしてみると八坂さんは祇園にふさわしく、商売繁盛や華やかな花街を彩るにふさわしい神社です。

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