💫祇園祭・久世駒形稚児と綾戸國中神社
- 2021.03.23
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「綾戸國中神社(あやとくなかじんじゃ)」があります。

神明鳥居をくぐると、

立派な参道が広がり、

すぐ、そばには新幹線が通り、

拝殿を通り抜けると、

サッカー狛犬くん?が出迎えてくれました。

もともと、
この地には、綾戸宮(オオアヤツヒノカミ オオナオヒノカミ カミナオヒノカミが祀られています)があり、
戦国時代に蔵王の杜(現在の蔵王堂光福寺付近)から綾戸社の境内に國中宮が移され、綾戸國中神社と称するようになりました。
國中宮にはスサノオノミコトの荒御魂(あらみたま、荒々しい)が祀られています。

祇園祭では”久世駒形稚児(くぜこまがたちご)”がこの神社から出発し、中御座神輿の先導を務めます。
※久世駒形稚児は”駒形”と呼ばれる綾戸國中神社の馬頭型のご神体を胸に掲げています。
神幸祭の時には、
「久世駒形稚児の到着なくば、お神輿は八坂神社から一歩も動かすことならぬ。若し此の駒なくしてお滞りあるときは、必ず疫病流行し人々大いに悩む」とあります。
八坂神社のスサノオノミコトは和御魂(にぎみたま 優しい平和的な面)です。
古文書には「一体にしてニ神、二神にして一体で神秘の極みなり」
とあります。

迫力ある手水舎の龍。

昭和63年◯月 宮司結婚記念とありました。
神そのもののお稚児さんを送り出すほどの格式を持つ綾戸國中神社はひっそりとしていました。
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